沖縄女子短期大学主催の障害児保育研修が、無事に終了致しました。
本年度は、12月15日(日)・1月25日(土)の2日間の開催でした。
(修了予定者*117名)

保育の中で、様々な子どもたちが一緒に生活していくために必要な配慮と、保育者の心持ちについて、問う時間となりました。

紙・布・プラスチックなどの手触りや硬さを、改めて確認しました。

みなさんの声に色と風が運ばれて、大教室の中を舞います。



4コマ目の講義では、配慮が必要な子どもが卒園式に参加することをイメージしたワークを行いました。
5〜6名一組でグループを作り、付箋で意見を出し合いました。
- イメージをするために小学校に行ってみる
- 集団を小さく分け、クラスごとにリハーサルをする
- 座る位置やシールを貼る
- ごっこ遊びとして取り入れる
- 式の中に本人が好きなこと(歌や遊びなど)を入れ、集中できるようにする
- 視覚的な刺激、聴覚的な刺激の両方を意識して、配慮を検討する
- 心が落ち着くように、仲の良いお友達のそばに座るように配置する
- 前もって卒園式の動画を見て、イメージしておく
- 改まった式にこだわらずに、保護者と一緒に楽しんでから式に入ってもいいのではないか(パプリカを踊るなど)
- 式中も安心して過ごせるように好きなものを置く
などの意見が出ました。
配慮を検討する際は、誰が(本人・保育者・園・保護者・クラスの友達 など)どのように。何のために。ということを明確にし、一つ一つ検討すると良いそうです。
今回のワークのように、クラスだけでなくリーダーや看護師など、園のこととして検討していきましょう。

これから1ヶ月の実践後に、事後レポートを提出していただきます。
学んだ知識をもとに、現場を確認し実際に必要な手立てを検討・実践していくために以下のような流れとしています。
特に、事後レポートの提出と返信を重視しています。
やりっぱなしを防ぐことはもちろん、実践で変化したことにより必ず起きる『新たな課題』に対して、手立てを検討することが、次のステップにつながるからです。

心新たに、園内の保育を見渡し、できることから一つづつ継続されていくことを心から願っています。
研修お疲れ様でした!
2020.01.26 がじゅまる情報局