ウィズコロナ時代のメンタルヘルス

メンタルヘルス という言葉は、決して新しいものではありませんが、コロナウイルスの感染拡大によって、見直されています。

メンタル → 精神的な
ヘルス → 健康

コロナウイルスとともに生きていく時代、エッセンシャルワーカー(「必要不可欠な(essential)」な「働く人(worker)」)は、心を健康に保つことが今まで以上に必要となりました。

保育園で働く人たちも例外でなく、大きな影響を与えられています。


1番手になったらどうしよう。
子どもたちとの距離を取るのは難しい。
マスクをして、表情が伝わらないことで、育ちに影響は出ないか…
保護者に説明がうまくできない。
行事ができないことで、保育を伝える術がない   等々

では、保育園はどのようなことを気がけて「職員のメンタルヘルス 」を保っていけば良いでしょうか。
そのポイントについて、お伝えします。

心の健康は目に見えるものではないため、セルフケアと周りの人からの気付きがポイントになります。

1〜5を、それぞれ1点〜5点と換算して、点数が低いようであれば、要注意です。

ただし、本人のメンタル面へのサポートだけでなく、園内の効率化や組織体制の強化、報連相の徹底などによって改善できることもたくさんあります。

本人の考え方や、性格、育ってきた環境に何かしらの要因があったとしても、育たないわけではありません。

詳しくは、
オンラインキャリアアップ 研修『マネジメント分野』にてお伝えしたいと思います。園長・主任の参加も大歓迎です。
(8月3日(月)9:00〜案内・募集開始)


2020/07/31 がじゅまる情報局

参考:『こころの耳』働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

ハマった子どもたちがたくさん!「ぬりえ」ってどうなの??

保育士さんから、ご質問をいただきました!

休園中やSTAY HOME の影響で、保育園の子どもたちの姿にも変化があるようですね。

Kさんの「子どもたちにいろいろなことを経験してもらって、世界を広げたい!」という声が聞こえ来るようなメッセージです。


ぬりえについて、ちょっと考えてみましょう。

創造性を失う
大人の作った絵を塗りつぶすだけ
自分の絵が書けなくなる
主体性が育たない

などと、デメリットを挙げられることが多いです。

調べてみると、ぬりえを保育園で取り入れることへの反対の意見もちらほら…


逆に…
ぬりえには

集中力や色彩感覚が育つ
運筆力が上がる
できた!と達成感を味わいやすい

などの効果もあると言われています。

そして研究論文も、様々な主張があります。


では、保育士のよりどころ。

保育所保育指針をみてみましょう。

感性と表現に関する領域「表現」
感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにする。

(ア)ねらい
1 いろいろなものの美しさなどに対する豊かな感性をもつ。
2 感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ。
3 生活の中でイメージを豊かにし、様々な表現を楽しむ。

保育所保育指針(3歳以上児の保育に関するねらい及び内容:(2)ねらい及び内容  オ 感性と表現に関する領域「表現」)

豊かな感性や表現する力を養い」
「いろいろなものの美しさなどに対する豊かな感性をもつ」
という文言を見ると、ぬりえがだめ。と、決めつけなくてもいいような気がします。


そして大人同様、子どもたちにもコロナ自粛の影響があるという視点に立って

『安心して保育園に来ることができること』

『自分で楽しみを見つけて熱中していること』

『お友達と関わるには少し時間が欲しいこと』

など、子どもの心情に注目することを忘れずに!


何より大事なのは
『子どもたちも、一緒に過ごしている保育士も、前向きに保育をたのしむこと!』

「いい、悪い」よりも、そこから世界を広げたり深めたりすることの方が、子どもも保育者も保育を楽しむことができることは、確かです。

そして、子どもがやりたくてやっているのか(子どもの意思)、時間潰しでやらされてやっているのか(大人の都合)では、大きな違いがあります。

ぬりえから始まって、

1・紙質、塗るもの(クレヨン、色鉛筆、クーピー、ペンなど)素材に広げる
2・大きな塗り絵をしてみよう
3・飾って展覧会をしてみる
4・絵の細かさを変えてみる

など、保育を広げてみるのも面白いですね。

保育士自身がぬりえをしてみることで、子どもたちがハマる理由がわかるかもしれません。

新装版 ぬり絵 花のさんぽ道―世界のうつくしい花と風景

参考資料:小田 久美子 1998 幼児の美術教育と塗り絵との接点

南九州大学 美術教育研究室 2016 子どもの絵のお話 ―自由画についてー

2020.06.11  がじゅまる情報局