『保育』と『子育て』の違いを考えてみよう!

今週は、キャリアアップ研修のフォローアップ講座として「新人保育士担当者研修会」を開きました。

30名のご参加をいただき、疑問や課題をもとに「新人育成」について考える時間となりました。

その中で、「子育て論で保育を行ってしまう社会人経験のある新人保育士」について話題となりました。


『保育』と『子育て』は、どちらも子どもが安心・安全に育つために必要な営みであります。

しかし、保育園でおこなわれていることは『保育』であって『子育て』ではありません。

2つの違いを園内で共有し、

・保育士として必要な専門性は何なのか
・子育てを支援する上で「保育の感覚」を押し付けていないだろうか
・保育園が組織として機能しているか

を考えてみることから始めるといいかもしれません。

新人期に、保育についての基本的な理解をしておくことで、その後の成長が大きく変わります。

新人さんの主体性や自主性だけに頼らず、担当者も育っていく1年になることを願う研修会となりました。


次回のフォローアップ研修会は
4月20日(月)13:30〜の予定です。
週明けに案内する予定です。

ご参加、ご質問、ありがとうございました。

2020.03.21  がじゅまる情報局

保護者は『支援』する対象??

皆さんは「支援」という言葉にどんなイメージを持っていますか?

手伝うこと、必要な手立てをもつこと、支えることなど、目的に対するサポートのイメージが強いのではないでしょうか。


他にも、大人に対して「対策」「対応」といった言葉が使われています。

それぞれを見ていきましょう。

『支援』は、本人の力を引き出すために、サポートすること。支援される側の主体性が必要です。支援は信頼関係がないと成り立たず、経過で変化を見ていくことを指します。支援を受ける人が自立することが目的です。

『対策』は、物事が起きる前に、状況を想定して対策を取ることです。保育園の場合、感染症や安全など、安心のために未然に防ぐべきものが対象となります。

『対応』は、相手の出方に応じて、こちらの立場や役割をふまえた上で向き合うことです。何かしらの結論や行動を出すことも含まれます。
似た言葉で「応対」という言葉もありますが、こちらは人に応じることです。クレームの電話にでるだけなら「応対」、電話の内容に対して対処する場合は「対応」となります。

何気なく使っている言葉の意味を理解し、保育所保育指針やマニュアルなどを確認してみると、仕事への理解が変わってきます。

新年度に向けて研修を行う園も増えていると思います。


「保護者支援・子育て支援」は、弱者に対して援助することではなく、本来力を備えている人の力を引き出すために、サポートする「経過」なのです。

保護者も子育ても、初めてのことや、突発的なことに対応が必要なだけです。

一時的に手助けをするだけでは対応であって、本人の力引き出すことにはなりません。

相手ができるようになるために、経過で変化を見ていくことを心がけたいものですね。

身近な言葉を見直してみることも、加えてみてくださいね。


2020.03.16  がじゅまる情報局

広げて見てみよう!

保護者支援・子育て支援の必要性については、ほとんどの保育士が感じていることでしょう。

そうはいっても、毎日の子どもたちとの関わりで精一杯!というのが本音ですね。

「支援!」なんて意気込まず、まずは保育園の周りにある「資源」を広げて見てみましょう。


研修受講者の要望から生まれた図です。
もちろん、園も一つの資源です。

意外とたくさんのものが出てきます。そして地域によって特色もあります。(消防署や、公民館、漁港組合、工場など)


資源とは、人間の生活や産業等の活動のために、利用可能なもの。と言われています。

地域にある、それぞれの団体や会社、個人や行政などの「役割」をしっかりと理解しておくことで、それぞれを活かし合うことができますね。


保護者支援・子育て支援の研修では、たくさんある機関について、一つずつ考えてみました。

・ファミリーサポートって?
・子育て支援センターって?
・療育施設って?

保護者にとっては、毎日会う保育士からもらう情報は、何よりも信頼できるものです。

言葉だけでなく、「やってみよう!」と思えるような、そっと手を差し伸べられる人になりたいものです。

先週の「保護者支援・子育て支援」のキャリアアップ研修の様子です。

2020.02.24 がじゅまる情報局

子どもをとらえることの手助けが欲しい時に。

20代の頃

「子ども主体ってなんだろう」

「一人ひとり違うっていうことはわかっているけれど、集団であることは避けられないし」

「生活の中で学んでいくと言われても、何か教えないと子どもは育たないのではないか」

と、悶々と考えていた時。


「そういうことか!!」と、なんとも言えない納得感と、出会えた喜びを感じた絵本があります。

イエペは ぼうしが だいすき


それはもう、衝撃でした。

イエペは、帽子の大好きな3歳の男の子です。

デンマークのコペンハーゲンの街で育っています。

絵本の中にイエペの日常をとらえた写真たちが次々に出てきます。


「好き」ってこういうことなのか。

「集団とか個人とか、堅苦しく考えていたな」

「保育園の中で”暮らす”って、こういうことなのか」

カチコチだった私は、イエペに教えてもらいました。

1978/12/17に出版された絵本。

40代になったイエペは、今もぼうしをかぶっているのかな?何て考えてみたりもします。

2020.01.16  がじゅまる情報局

園での困り感に対する手立て〜保護者支援・子育て支援研修より〜

保護者支援・子育て支援研修で、グループワークを行いました。

こちらで出てきた、具体的な手立てについて資料を作成しました。11グループからのデータです。(例を添付します)

11グループが作成したものをダウンロードできますので、園内でご活用ください。

このような形で、話し合いを行いました。

困ったこと(困っていること)→原因→手段→実行するための手立てと計画

の順番で考え、実践につなげていくことが重要です。


2020.01.15 がじゅまる情報局