45歳以上の保育士さんへのエール!

保育士の仕事は、新人期からスタートして、年々仕事のスキルが上がるだけでなく、自分自身の人生も豊かになっているはずです。

とはいえ、年齢を重ねると「体力が…」という声が必ず聞こえてきます。

体力が衰えていくことに対して、ウォーキングをしたり、睡眠を十分に取ったり、ストレッチをしたり。と、工夫をされている方もいらっしゃると思います。

実は、体力には「行動体力」と「防衛体力」2種類あって、それぞれの体力をバランス良く維持・トレーニングしていくことが重要です。

私たちが普段着目しているのは、「行動体力」で、こちらは年々衰えを感じやすくなります。
しかし、年齢と共に「防衛体力」を意識することこそ、45歳以上の保育士さんに必要なことです。

例えば「そろそろ風邪をひきやすくなる時期だな」とか「免疫が落ちないように、早く寝ることを心がけよう」など、普段から行っていることを「これは体力を維持するためにしていることだ!」と意識し、知恵にされると良いでしょう。

特に、体が弱ると「心」にも影響を及ぼします。園内でベテランの保育士さんや役職者の方が気分に波があると、若手の保育士さんは、とても働きにくさを感じるものです。
保育の技術に加え、「ベテランの品格」を育みながら、ありがたい先輩を目指しましょう。


また、体力の維持に加え、自分自身の専門性の育てることも「保育を楽しむ」上で欠かせません。

特に45歳以上となると、自分の個性やこだわりも分かるようになります。
保育や時代の変化に対応しながらも、「自分だけの学び」や「得意なこと」を持つようにしましょう。


専門性の例を挙げてみました。

これは保育士さんだけでなく、園長・主任にも当てはめることができます。
保育のいいところは「どんなことでも仕事に活かせる」ということです。

保育が生活である以上、自分が興味を持ったことが役立たないということがありえないのです。

私は映画が好きなのですが、作品を通して「保護者支援」を考えてみたり「保育士像」や「環境構成」「大人の成長」などを知る機会をもらっています。

また、洋服の生地や、布素材を触ることも好きなので、心地よい素材はなにか、肌に馴染むにはどうしたらいいか。ということを考えることもあります。


自分の興味のあることから、「これを学ぶぞ!」と決めてしまえば、1年1年楽しみのある成長を実感することができます。

机にかじりつくことじゃなく…
これぞまさに、自己研鑽ですね。

2020.07.26 がじゅまる情報局

カケヒキの代わりに

メッセージをいただき、ありがとうございます。

”モノ”や”条件”で、大人が子どもと駆け引きをする様子は、珍しいことではなくなりました。


忙しい夕方の時間であれば、早くいうことを聞いて欲しいから。

行事の場面であれば、親が期待した姿を見たいから。

自分よりも優秀に育って欲しいから。


いずれにせよ、大人だけの都合ですね。

残念ながら、保育室でも

「そんなことをする子は、もう知りません」なんて声が聞こえてくることもありませんか?

これはいずれも、子どもの行動や要求に『条件つき』で、対応することです。

無償の愛、見返りを求めない、の真逆の行動とも言えます。

このままでは、
・何かメリットやご褒美がなければ、行動しない
・自分の都合だけを考えて行動する
・行動に見返りを求める

そんな子どもになってしまいます。


では、このような場面を見てしまったら、どのような対応をすれば良いのでしょう。

保護者への対応に加えて、保育者への対応もみていきましょう。

まずは保護者から見ていきましょう。

保護者の場合、行動を禁止したり、否定するだけではかえって関係性が悪くなるので、対応に注意が必要です。

また、なぜそのような関わりをするのかによって、伝えることが変わります。

1・保護者自身が、かけひきしか知らない場合(育った環境も含めて)

他の方法を知らないので
「こっちの方が楽しい」
「モノ以外の喜び」といった価値観を伝えることが、必要です。園内で実践していること。

例えば、時間内で行動することが必要な時は、ヨーイドン!とこえをかけてみる。片付けはゲーム性を持たせてみる。

「うるさくしたら連れて帰らないよ」→「よし、忍者で待ってみよう!」など、保育の中にある”テクニック”を伝えることで十分です。

2・育て方が難しいお子さんの場合

シールや丸をつけるなど、できるようになったことや努力したことなどを可視化し「できたことを確認する」ことを提案してみましょう。

このときも、保育園での実際のやりとりを見せていけると、より保護者が行動に移すことができます。

次に、保育士者の場合をみてみましょう。

保育士の場合も『なぜそのような行動をとるか』といった原因の理解は必要です。

しかし、資格を持って仕事をしているため『保育士としてはやってはいけないこと』として、認識してもらいましょう。

行動を禁止するだけでは、根本的な理解はできません。

保育士としてカケヒキが良くない理由と、適切な対応をしっかりと伝え、実際に行動が変わったかを確認しましょう。

このときに大事なのは、行動を取ろうとする姿勢を認めながら、変化を言葉にしていくことです。


保育士の都合で子どもを動かそうとするほど、かけひきや条件が多くなります。

子どもたちにとって、保育士は絶対権力者です。

保育の基本を見直しながら、子どもたちが夢中になれる遊びや、安心した生活を整えていくことのできる保育者を目指しましょう。


保護者にしても、保育者にしても、ついつい余裕がなかったり、方法を持ち合わせていないと、権力任せに子どもを動かそうとしてしまうものです。

これは、大人の世界でも一緒かもしれませんね。

自分の行動を省みながら、公平な態度で仕事ができる保育者を目指したいものです。

2020.07.07  がじゅまる情報局