先日のZoom講座の参加者の方が
「研修には関係ないかもしれませんが、
ドキュメンタリーが好きで」と教えてくださいました。
関係ないどころか、
「ドキュメンタリーを観ましょう」と
お勧めしていることをお話しし
NHKで放映された『こもりびと』の話なりました。
保護者支援・子育て支援を考える時に
大人の心理や社会のことを少しでも多く知っておくことは
相手への想像力につながります。
「お母さんの周りに病気の家族がいるかもしれない」
「支援が必要な兄弟がいるかもしれない」
「お父さんが仕事がうまくいっていないかもしれない」
など、〇〇かもしれない。
という目を、保育者が持っていることで
保育の押し付けでない関わりを考えることができるのです。
つい先日
沖縄タイムスの連載企画
「『独り』をつないで-ひきこもりの像-」が
「貧困ジャーナリズム大賞 2020」
(主催・反貧困ネットワーク)を受賞しました。
とても丁寧な取材が重ねられている記事で
毎回、考える時間を持ちながら読んでいたので
嬉しい気持ちになりました。
当事者の気持ちだけでなく
そこにある社会の構造や
地域の関係性
保育の中でできることを考えながら
読んでみてください。
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いろいろなことを知るということは
辛い現実を想像することですが
知ることで自分を役立てることもあります。
日々子どもたちと出会うだけでなく
その子の24時間を想像すること、
家庭を注意深く観察することで
できる「保育」があることも
胸に留めておきたいと思います。
2020.11.27 がじゅまる情報局