キャリアアップ研修検討協議会

2月19日(水)に沖縄県福祉総合センターにて「キャリアアップ研修検討協議会」を行いました。

和洋女子大学 教授 矢藤 誠慈郎 先生 お招きして、『キャリアアップ研修の実態と保育の質の向上への活用』についてお話いただきました。

制度が始まり3年が経過するタイミングに、キャリアアップ研修の基本的な考え方、現場の課題、今後の可能性について、関係者で共通認識を持つ機会となりました。

キャリアアップ研修に関する最新の情報と、基本的な考え方について、丁寧にお話いただきました。

矢藤先生のお話の中で『キャリアアップ研修のあり方』として、以下のことが挙げられました。

1・都道府県が実施主体となる
2・保育団体等が関与する
3・保育者養成校が関与する
4・事業者に全部委託する
5・実施して終わり➔効果を確かなものにするフォローアップの取組みは不十分
6・本来はフォローアップも望まれているが、十分に実施されていないのが実情
7・コーディネートの役割、つなぐ役割の担い手が求められる

沖縄県においては、制度開始当初に養成校(指定養成施設)・保育団体の代表で組織する「キャリアアップ研修検討協議会」を発足させました。この3年の間、キャリアアップ研修の方向性や課題、保育現場の現状について検討し、それぞれの役割を果たしながら「確実に質の向上につながる研修」を実施しています。


特に県内の保育団体や養成校が主催となっている研修では、研修の価値を高めるために、以下のように”最大4回のレポート提出と事後レポートへの返信”を行っています。

1・事前レポート(園長のコメント)
2・振り返りシート1
3・振り返りシート2(園長のコメント)
4・事後レポート(園長のコメント)
5・レポートへの返信

研修当日の参加とレポートだけでは、参加者個人の感想にとどまることが多く、具体的な行動にはほとんど繋がりません。

手間と時間をかけることは否めませんが、真剣に取り組んでいる園では、確実な変化が生まれています。


会場からは「研修参加への現場の負担の軽減についてのヒント」「先進的な事例を聞きたい」というご質問が出ました。
参加者は、沖縄県内の市町村担当者、保育園園長、検討協議会メンバー、養成校教員。離島からのご参加もありました。

今回で9回目となる「キャリアアップ研修検討協議会」では

  1. 本年度の現状の共有
  2. 3年間のキャリアアップ研修の中で見えてきた現状
  3. 来年度の見通し

について議論しました。

「質の向上に確実につながる研修の仕組み」「もっと学びたい保育士への学ぶ機会の保障」「施設長の意識向上に向けた事業」などの提案も出ました。

矢藤先生からも「沖縄県の事例は、全国的にも珍しい取り組みで、今後も検討と実践を積み重ねながら、キャリアアップ研修のモデルの一つとなることを期待しています」とエールをいただきました。

矢藤先生には、検討協議会の協議の場にもご参加頂き、アドバイスをいただきました。

国が定めた制度といえ、どのように活用するか、機会にできるかは、それぞれの都道府県次第です。

一人一人の保育士が、自分自身のキャリアに責任と喜びをもって「保育を高めていく」ために、今後もコツコツと検討と実践を重ねていくことを決意する時間となりました。


2020.02.19 がじゅまる情報局

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