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新人育成って?

新年度が近づき、がじゅまる情報局に届く声にも変化が生まれています。


主任やミドルリーダーからは

・主体的な心を育むためには?
・どんなスキルから育てていけばいいのかな?
・私たちの育成方法は、正しいのかな?

養成校の学生さんからは

・自分の学んできたことが活かされるかな?
・新人に求められていることは何だろう?
・何から身につけていけばいいのだろう…

といった声が届いています。

新人育成における主任やミドルリーダーの役割を3つ挙げるとしたら、

  1. 時間をかけて育てていくものと、すぐに身につけたほうがいいものの整理
  2. 何があっても、園の職員として仲間であること
  3. 新人保育士が素直な心でいられるための信頼関係

です。

一つ一つを細かく考えていくと、主任やミドルリーダーに必要な『スキル』もわかってきます。

園全体での共通の理解を持津ことで、新人保育士に「希望」を持って仕事に当たってもらうことにつながります。


来週は、

  1. 時間をかけて育てていくものと、すぐに身につけたほうがいいものの整理
  2. 何があっても、園の職員として仲間であること
  3. 新人保育士が素直な心でいられるための信頼関係

について、一つずつ説明していきますね。


研修会も企画しました。是非ご参加ください!

お申し込みはこちら

2020.02.21  がじゅまる情報局

言葉のチェック〜子どもへの声掛け編〜

キャリアアップ研修の事後レポートの分析をしていると、なかなか自分の声掛けや対応を振り返ることができないという記載をよく目にします。

そこで今回、全国保育士会の作成した「保育園・認定こども園のための人権擁護セルフチェックリスト」を元に、園内で活用できるチェック表を作成しました。

自分のクラスに、この言葉が出ていないか。お互いにチェックしてみましょう。

オススメは、週の中頃(水・木曜日)あたりです。

今週の状態を振り返り、残りをどのように過ごすかをクラスで話し合うことで、PDCAを回しやすくなります。

ここで大事なのは、一つ一つの言葉が「なぜ良くないのか」ということを考えることです。

例えば「あなたがいけないんだよ」は、喧嘩の仲裁や、ものを壊した時などに聞こえてくる言葉ですね。

子どもの声を聞かず、前後関係、環境構成を予想しないまま「いつもやんちゃだから」とか「なんで壊すの?」と決めつけや苛立ちが起きている証拠です。


下で、ダウンロードできますので、ご活用ください。

皆さまは、「子どもを尊重する保育」のために、どのようなことを心がけているでしょうか。 また、「子どもの人権擁護」の視点から、自らの保育を振り返る機会はあるでしょうか。
保育所保育指針解説においても、「子どもの人権に配慮した保育となっているか、常に全職員で 確認することが必要である」と示されており、保育を行ううえで「子どもの人権擁護」の視点を持 つことは不可欠です。
本チェックリストは、保育の現場で働く保育士・保育教諭である皆さまが、保育を行ううえで重 要な「子どもを尊重する」ことや「子どもの人権擁護」についてあらためて意識を高め、自 らの保育を振り返っていただく ことを目的として作成しました。
自らが 意識をせずに「子どもを置き去りにした保育」や「保育者の都合ですすめる保育」 を行っていないかの自己点検 の機会として本チェックリストが活用され、日々の保育の質の向上 につながることも期待しています。

全国保育士会 保育園・認定こども園のための人権擁護セルフチェックリストhttps://www.z-hoikushikai.com/about/siryobox/book/checklist.pdf

保護者編・行動編も作成しています。随時アップしますね。

2020.01.28 がじゅまる情報局

お助けことば12

毎日同じ人間関係の中にいると

「これくらいでいいかな〜」

「あの人がやってくれるよね〜」

「どうせ無理だもんなぁ」と、これまでの経験に基づいた判断をしてしまうもの。

でも、そのままでのは現実が良くなることはありません。そのことを

ミドルリーダーが意識して言葉を変え行動していくことが、園の人間関係を良くし、マネジメント機能を果たすことになります。

毎週2つずつ、言葉の変換を足してきました。

職員室のトイレに貼ってくださっている園もあるそうです。

仕事を円滑に進めるための習慣。
小さなことからコツコツと取り組めることから始めていきましょう。


2020.01.27 がじゅまる情報局

<報告>障害児研修

沖縄女子短期大学主催の障害児保育研修が、無事に終了致しました。


本年度は、12月15日(日)・1月25日(土)の2日間の開催でした。
(修了予定者*117名)

1日目は、障害児保育の基本について学びました。
保育の中で、様々な子どもたちが一緒に生活していくために必要な配慮と、保育者の心持ちについて、問う時間となりました。
用意していただいた、数々の素材を手に取っています。
紙・布・プラスチックなどの手触りや硬さを、改めて確認しました。
グループでのワーク。
みなさんの声に色と風が運ばれて、大教室の中を舞います。
園内での環境的な配慮や、大人の関わりについてなど、動画や写真もふんだんに取り入れた学びとなりました。
家庭への支援・子どもの理解について、医師の視点からお話しいただきました。
卒園式をイメージして、事前にできる配慮についてワークを行いました。

4コマ目の講義では、配慮が必要な子どもが卒園式に参加することをイメージしたワークを行いました。

5〜6名一組でグループを作り、付箋で意見を出し合いました。

  • イメージをするために小学校に行ってみる
  • 集団を小さく分け、クラスごとにリハーサルをする
  • 座る位置やシールを貼る
  • ごっこ遊びとして取り入れる
  • 式の中に本人が好きなこと(歌や遊びなど)を入れ、集中できるようにする
  • 視覚的な刺激、聴覚的な刺激の両方を意識して、配慮を検討する
  • 心が落ち着くように、仲の良いお友達のそばに座るように配置する
  • 前もって卒園式の動画を見て、イメージしておく
  • 改まった式にこだわらずに、保護者と一緒に楽しんでから式に入ってもいいのではないか(パプリカを踊るなど)
  • 式中も安心して過ごせるように好きなものを置く

などの意見が出ました。

配慮を検討する際は、誰が(本人・保育者・園・保護者・クラスの友達 など)どのように。何のために。ということを明確にし、一つ一つ検討すると良いそうです。

今回のワークのように、クラスだけでなくリーダーや看護師など、園のこととして検討していきましょう。

普段目にすることのない教材からも、様々な配慮を知ることができます。

これから1ヶ月の実践後に、事後レポートを提出していただきます。

学んだ知識をもとに、現場を確認し実際に必要な手立てを検討・実践していくために以下のような流れとしています。

特に、事後レポートの提出と返信を重視しています。

やりっぱなしを防ぐことはもちろん、実践で変化したことにより必ず起きる『新たな課題』に対して、手立てを検討することが、次のステップにつながるからです。

手間暇かかりますが、保育の質の向上には不可欠なサイクルです。

心新たに、園内の保育を見渡し、できることから一つづつ継続されていくことを心から願っています。

研修お疲れ様でした!

2020.01.26 がじゅまる情報局

本がそこにあることで…

今日は、沖縄女子短期大学でのキャリアアップ研修『障害児分野』でした。


研修会場の入り口は、定番の「がじゅまる情報局コーナー」です。

今回は絵本を半分、詩集を3冊。
短い休憩時間でも、ちょっと手に取ってみようかな。と思ってもらえることを願ってのチョイスです。

大学の別の教室では「プログラミング教室」が開催されていました。

研修中、本コーナーから楽しい声が聞こえるなぁ。と覗いてみると。

3〜4歳の女の子と、お母さんが、楽しそうに絵本を読んでいました。

穏やかな空気の中で、声が響きます。

私は嬉しくなりそっとその場の空気に触れ、隣の印刷コーナーに行きました。


そこに本があるだけで。

わざわざ言葉を交わさなくても、馴染んだ本が誰かの手に渡り、時間がふわっと生まれます。

大人になり随分と時間が経ちますが、伝えようとすればするほど無駄な言葉が多くなり、自分の気持ちに上塗りしているような気もしています。

そっと空気に触れて、なんとなく幸せだな。とか、この人のそばにいたいな。とか、明日もきっといい天気になるな。とか…そんなことを味わう感覚をもらった時間でした。


2020.01.25 がじゅまる情報局

どんな相談を受けていますか?

保護者支援・保育相談・職員との面談等々…

保育園には、日々多くの「話す機会」がありますね。

ただなんとなく、コミュニケーションとしてお話しすることもあれば、深刻な相談を受けることもあるのではないでしょうか。


ということで、このような表を作成しました!

保育の中の大人同士の会話の場合、「カウンセリング」的なこともあれば、ティーチングが必要な時もありますし、コーチングという方法を使って、目標に向かって一緒に進んでいくこともあると思います。(コンサルティングはあまり使わないかもしれません)


大切なのは、どれか一つの方法になってしまわないこと。

例えば、まだまだ受け止めてもらうことが必要で、聴いてもらうことを求めている保護者に対して、一方的にこちらの理論や知識を与えたところで、相手からしてみると「押し付けられている」と感じることもあります。

また、具体的な方法の提案や、やっていることを確認したい保育者に対して、「大丈夫?」「頑張っているね!」「悩んでいるの?」などと、カウンセリング的な関わりをした場合はどうでしょう。


やきもきして、もうこの人に話しても無駄だ…と思うかもしれません。


相手の状態を見極め、今何を求めているものは

 寄り添いや傾聴

 方法や考え方、情報

 一緒に考えたり、取り組んでいることの成果について確認

といった見立てをし、その人が必要としているアプローチを検討していきましょう。

間違っても、カウンセリングをしているつもりで、安易な励ましや共感からの愚痴大会になることは、避けたいものですね。


2020.01.24 がじゅまる情報局

もうすぐ1年経ちますね。

初々しく頼りなかった新人の保育士さんも、10ヶ月の保育経験の中ですっかりと「〇〇先生」「〇〇さん」になっているころではないでしょうか。

「うちの園では〜」や「来年度は〜」なんて言葉を聞くと「すっかり園の一員だなぁ」と嬉しく思うものです。


そして、あっという間に担任を持ち、後輩ができる春がやってきます。

日ごろから心がけているかもしれませんが、今年一年を少し振り返りながら、後輩を迎える準備をしてみましょう。

マナーやスキルも重要ですが、その前に必要な3つの視点。
新人期に「保育士として育っていく土台」をつくることで、学ぶことを楽しむ保育が実現できます。

ピアノが弾けなくても、あがり症でも、記録を書くのが苦手でも、掃除がうまくできなくても、この3つがあれば大丈夫

視点をしっかり持ち、一生かけて保育士になるつもりでいればこそ、スキルは後から付いてくるものです。


2020.01.23  がじゅまる情報局

ある児童クラブでの話

「これ見て〜Mちゃんすごいでしょ!」

訪問していた児童クラブで、小学3年生の女の子が持ってきてくれた宿題ノート。

5ミリ方眼のノートを開くと…

1文字書くスペースに、4文字!みっちりと文字が書かれていました。


「宿題パス券が欲しくて、最近始めたんだ!」そうです。

児童クラブの先生にお話を伺うと、自分の目的に向かってコツコツと集中しているというお話。特にこれまで「書くことが好きだ」ということは言っていなかったそうです。

小学3年生の目的に対しての「まさかの発想」で、しかも「楽しんでいる」姿を垣間見た時間となりました。


大人は何かと理由をつけて「できない」とか「言われたら…」ということばを使ってしまいます。

私も「何のために」を自分の中に問いかけながら、1日1日をみっちりと生きていこうと思う宿題ノートでした。

2020.01.21  がじゅまる情報局

お助けことば11

今日はこのことば。

年度変わりが近付くと、子どもたちの成長や思い出はたくさん出てくるのに、「自分が成長したこと」を問われると、なかなかことばが出ないものです。


保育士としての成長は「意識」して「行動」しない限り「慣れた」だけのことになってしまいます。

毎日が「生活」で、行事や書類などの業務に追われやすいことが理由です。

ミドルリーダーにとって「大人を育てること」は役割の一つです。

日々のコミュニケーションの中で、保育士が育つためのことばがけを意識して取り入れていくと良いですね。


2020.01.20  がじゅまる情報局

子どもをとらえることの手助けが欲しい時に。

20代の頃

「子ども主体ってなんだろう」

「一人ひとり違うっていうことはわかっているけれど、集団であることは避けられないし」

「生活の中で学んでいくと言われても、何か教えないと子どもは育たないのではないか」

と、悶々と考えていた時。


「そういうことか!!」と、なんとも言えない納得感と、出会えた喜びを感じた絵本があります。

イエペは ぼうしが だいすき


それはもう、衝撃でした。

イエペは、帽子の大好きな3歳の男の子です。

デンマークのコペンハーゲンの街で育っています。

絵本の中にイエペの日常をとらえた写真たちが次々に出てきます。


「好き」ってこういうことなのか。

「集団とか個人とか、堅苦しく考えていたな」

「保育園の中で”暮らす”って、こういうことなのか」

カチコチだった私は、イエペに教えてもらいました。

1978/12/17に出版された絵本。

40代になったイエペは、今もぼうしをかぶっているのかな?何て考えてみたりもします。

2020.01.16  がじゅまる情報局